平成26年1月1日(水)
混乱の年から試練の年へ、その向こうに希望が
平成25年は徳洲会グループにとって混乱の年でした。選挙違反容疑で逮捕者を出し、さらに複数の政治家への献金疑惑も取り沙汰されています。我々も家宅捜索や取り調べを受けました。病院長として責任を痛感し、深くお詫びするとともに今後は一切の組織的政治活動と決別することを約束します。
医療に果たしてきた徳洲会の役割は小さくなかったと思いますが、政治に関しては負の遺産があります。私は、徳洲会の幹部や徳田家に対して事実の開示と説明を求め、批判的な意見も述べました。徳田虎雄氏のファンには、私の言動は不愉快であったでしょう。しかし、これからも徳洲会グループが社会貢献を続けられるかは、負の遺産を精算することを避けては通れないのです。平成26年は徳洲会の転換点となります。大きな試練が待ち受けていると思いますが、患者さんにとって、地域の皆さんにとって、そして職員にとってよい病院であることを目標に奮闘する所存です。
院長
笹壁 弘嗣
新年明けまして、おめでとうございます。会員の皆様には新しい年を迎えられ、ご清祥の事とお察し致します。又、日頃より皆様には健康友の会に対し、ご理解とご協力を頂いています事に心から感謝申し上げます。
昨年は春の長雨・数多くの台風などで日本各地において甚大な被害を受けた地域が多く有りましたが、幸いにも私共最上地域においては、さほど被害もなく過ごせた事を感謝しつつ今年も平穏な一年であります様願っているところです。
又、徳洲会病院もマスコミにて大変話題となり、会員各位もご心配をしているものと察しますが、私も徳洲会に関わる団体の一人とし、今後の動向が気になるところですが、一刻も早い終結を望むところです。我々最上地域にとって徳洲会病院は必要不可欠な病院であることには変わりがなく、今後も役員を含め会員一丸となり、下支えしていかなければならないものと心を新たにしたところです。
本年は、役員だけではなく、会員の皆様にも多くお声がけをしながら、友の会一体となり、例年以上の活動を行って行かなければならないと考えておりますので、皆様にも今後益々のご協力を賜ります様、お願い申し上げます。
本年は皆様にとって実り多き年であると共に、ご健勝とご多幸を祈念いたしまして年頭の挨拶とさせていただきます。
健康友の会会長
柿ア 孝一
新年明けましておめでとうございます。
年の瀬は小春日和にも恵まれ、例年より穏やかに過ぎました。
このままの優しい冬を願っております。
さて、徳洲会グループの選挙違反事件では皆様にご迷惑をおかけ致し、申し訳なく、深くお詫び申し上げます。
本年午年は気分一新して、いななき、闊歩し、より一層地域医療に精進する所存でございます。
ところで、馬という動物は世界に20以上の品種がいるそうです。足が長くスマートで格好いい走りをするサラブレッドや競争用に宝石のような値がつけられている馬、また、寸胴で太い足、顔も鈍重、もてはやされることなく黙々と働く輓馬(ばんば)もいます。
わたしはサラブレッドより輓馬が好きです。黙々と働く姿に畏敬の念を持ちます。
徳洲会病院はこれまで輓馬のように黙々と真正直に進んで参りました。
この姿勢は変わりません。質実剛健に医療を続けて参ります。
地域の皆様のご支援を本年もよろしくお願い申し上げます。
看護部長
大友 絹子
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
さて昨年から世間をお騒がせしている徳洲会の選挙違反問題については、当事者の一人として関係各位に心からお詫び申し上げます。
現在司直の手により捜査が行われておりますが、それとは別に徳洲会としてどうするのか、今後本当に違法選挙をしないのか、今回逮捕起訴された人間を今後どうするのかなど、今問われていると思います。
新理事長となった鈴木先生は、今後一切、違法な選挙活動は行わない、徳洲会の理念「生命だけは平等だ」を継承し続けるなどを各病院・施設に通知してくれましたが、我々の抱く疑問を全て解消するには至っていません。
いずれにしても創設者である徳田虎雄氏は徳洲会グループを去ることになろうと思います。
昭和63年に徳洲会に入ってから、徳田虎雄氏に厳しく鍛えられて今がある私としては、大変残念で寂しい限りです。
今後はこれまで同様、グループ内の人事交流を絶やさず、地元の皆様のためにより良い医療・福祉環境整備に努めていきたいと思っております。
事務長
成田 政彦
当院広報誌「新徳新聞第63号」より