平成28年1月2日(土)
変わりゆく地域医療に柔軟に対応できる病院に
院長 笹壁 弘嗣
新年あけましておめでとうございます。
昨年3月に長年お世話になった脳神経外科の門間医師が仙台徳洲会病院へ転勤になり、皆様には大変ご迷惑をお掛けしました。その他整形外科や神経内科も縮小または廃止となり、院長として責任を痛感しています。幸い、8月に待望の内科常勤医として林医師が赴任し、内科の体制が改善されたのは朗報です。
慢性的な医師・薬剤師・看護師不足は依然として改善されません。昨年の国勢調査では新庄最上地域の人口は7万8千人足らずに減少してます。将来、病床数が削減されることは間違いないでしょう。この地域の医療や介護が大きく変わっていくことは避けられません。その変化に柔軟に対応できるように、限られたスタッフで、当院に求められる役割を果たすことが我々の使命だと考えています。
今年もよろしくお願いします。
前進あるのみ!
看護部長 安食 るみ
新年 明けましておめでとうございます。
地域の皆様におかれましては、つつがなく新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。本年も皆様方にとりまして、そして新庄徳洲会病院にとっても、良い一年でありますように心からお祈り申し上げます。
最上地域においては、人口減少・少子高齢化は進む一途を辿っています。人口減少が全ての原因ではないですが、昨年は春以降入院患者数の落ち込みがみられました。そして、秋口には当院としての体制のあり方を検討したほどでした。しかしながら、冬季に入り急激な入院数の増加がみられ、今更ながら当院の需要の多さを思い知ることになり、病院を支える一人として「益々頑張らねば」と痛感しました。更に職員は、急激な患者数増加によく対応してくれました。職員一人ひとりの頑張りが病院を支えていることに感謝の思いでいっぱいです。
当院は、一般病棟・障害者病棟・医療療養病棟・回復期リハビリ病棟を有するケアミックスの病院です。また、訪問看護・訪問介護・訪問リハビリテーション・通所リハビリテーション・居宅介護支援センターが病院内にあります。医療相談員を中心に各部署と連携し、入院時から退院後を見据えた働きかけを行い退院支援に努めています。今後も、この整った環境を最大限に活かし、患者さんそして地域の方に医療・看護・介護を提供していくことが地域貢献と考えております。
患者さんと地域の方、そして職員にとって良い病院を目指し、前進して参りたいと思います。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
事務長 成田 政彦
昨年には当院にとって節目となる大きな出来事がありました。
開院以来一緒に病院をもり立ててくれて、そしてまた地域住民の代表として病院に関わり続けてくれた健康友の会が解散したことです。
病院の応援団ということで病院開設の時に設立されて、初代会長には今の新庄市長のご父君でいらっしゃる山尾弘昌氏、そして初代事務局長に現戸沢村長でいらっしゃる渡部秀勝氏をいただき、以来17年間活動を続けてこられましたが、諸般の事情により解散のやむなきに至りました。
病院側の力が足りず、誠に申し訳なく思っております。
但し送迎バスについては、健康友の会とは関係なく病院で運行しておりますので、病院に御用のある方でしたらどなたでもこれまでどおり無料でご利用下さい。
友の会がなくなったとはいえ、病院の外で地域の皆様と交流することは重要と考えております。
例えば当院地域医療部では定期的に医療講演やヤマザワでの血圧測定などを実施していますが、昨年1年間で実施した医療講演は92カ所、参加人数は1,069人、加えてBLS(一次救命処置講習会)開催45カ所、参加人数1,903人でした。
このような活動も今後も継続していきたいと思います。