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院長コラム

Vol.92 医療法人徳洲会の新理事長選出のご報告

 10月8日に徳田虎雄氏が理事長を退任することを表明したことを受けて、 10月20日に湘南鎌倉総合病院で医療法人徳洲会の臨時理事会が行われました。理事会には徳田氏も出席し、冒頭に退任表明が代読されました。(表明文はこちら

 続いて新理事長の選出に移り、岸和田徳洲会病院の東上(ひがしうえ)院長が自ら立候補し、鈴木副理事長が推薦により立候補しました。両氏による意見表明に続いて質疑応答があり、その後出席理事62名による起立投票が行われ、19対42(議長は投票せず)で鈴木隆夫氏が新理事長に選出されました。翌日には、新理事長の所信表明が全国の病院に発信されました。(所信表明はこちら

 私は東上氏に投票しましたが、それは以下のような彼の意見表明に共感したからです。

・今後政治とは一切決別する
・徳田虎雄氏の親族が重役を務める関連法人のあり方を正す
・選挙違反について罪を認めるか表明する

 新理事長は選挙との決別と関連法人の透明化を進めることは約束してくれましたが、新体制が具体的にどのような道を進もうとするのかは、今後の行方を見守るしかありません。また、選挙違反の捜査の進展によっても、徳洲会がさらなる苦境に追い込まれる可能性もあります。ただ、どのような状況になっても、我々がこの地で15年間にわたって築いてきた医療を続けられるようにする、これが私の使命と考え今後も行動していきます。

院長 笹壁弘嗣

平成25年10月24日(木)

・過去に新庄朝日等に掲載されたコラムがご覧いただけます。