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院長コラム

Vol.101 混乱の年から試練の年へ、その向こうに希望が

 平成25年は徳洲会グループにとって混乱の年でした。選挙違反容疑で逮捕者を出し、さらに複数の政治家への献金疑惑も取り沙汰されています。我々も家宅捜索や取り調べを受けました。病院長として責任を痛感し、深くお詫びするとともに今後は一切の組織的政治活動と決別することを約束します。

 医療に果たしてきた徳洲会の役割は小さくなかったと思いますが、政治に関しては負の遺産があります。私は、徳洲会の幹部や徳田家に対して事実の開示と説明を求め、批判的な意見も述べました。徳田虎雄氏のファンには、私の言動は不愉快であったでしょう。しかし、これからも徳洲会グループが社会貢献を続けられるかは、負の遺産を精算することを避けては通れないのです。平成26年は徳洲会の転換点となります。大きな試練が待ち受けていると思いますが、患者さんにとって、地域の皆さんにとって、そして職員にとってよい病院であることを目標に奮闘する所存です。

院長 笹壁弘嗣

新徳新聞第63号 平成25年12月30日(月) 掲載

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