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薬剤師になりたいと思ったきっかけ
薬剤科 薬剤師 宮仕
最初は、高校の化学が好きでこれを職業にできる職種だからという単純な理由でしかありませんでした。その後、薬剤師という職業を知っていく中でその大変さや難しさも感じましたが、同時にとてもやりがいのある仕事だということも知りました。今では、半分はチャレンジ精神と好奇心だったのかもしれないと思うようになりました。でも薬剤師という職業に出会えて本当に良かったと思っています。
大学生活は本当に充実したものでした。私が想像していたよりずっと大変でしたが、それも今となっては良い経験だったのだと思います。特に4年次は精神的にもつらい時期が多かったのですが、友達と励ましあい助け合うことで乗り越えることができました。それらを通じて、薬学的な知識だけではなく人間関係なども学生生活を通して学ぶことができたと思います。
大学入学当初から卒業後は地元へ就職し、恩返しをしたいと思っていたのですが、次第に新庄に戻って病院に勤めるのは無理があるのでは・・・と諦めるようになっていました。しかし、大学4年の6月にこちらで行った実習を通して病院で働くことの魅力を再認識し、また新庄徳洲会病院のすばらしい先輩方と共に学び・働きたいと強く思い、こちらへの就職を決めました。
薬局には他県の徳洲会病院から応援者の方に来ていただいているので、他の病院の話や様々な先輩から薬剤師について聞けることがとてもよい経験になっていると思います。自分の置かれている状況ばかり見ていては視野が狭くなってしまうところですが、色々な職場や状況があるということを知るだけでもっと頑張らなくてはいけないと思うようになりました。
薬局の先輩方は、いつもとても丁寧に私に教えてくださいます。なかなか覚えられないこともありせっかく教えていただいたのに申し訳ないと思うことばかりです。だから、これからは先輩方や患者さんのためにも、この恵まれた環境を無駄にすることなくひとつでも多くのことを吸収して成長したいと思います。
今大変なことは、薬の商品名と一般名を一致させることです。それが終わらないと何が処方されているのかよく分からないまま日常の業務をすることになるので、早く覚えたいと思っています。 良かったことは、患者さんと直接話す機会があったときです。まだ経験が足りないので先輩の後姿を見て学んでいますが、そういう機会を大事にしていきたいです。
新庄市に戻って薬剤師として働くという夢が叶った今、今後はその夢をもっと具体化し、そのためには何をすればいいのかを考えていきたいと思います。地域に貢献したいという漠然とした夢ではなく、どうすれば貢献することになるのかを模索していきたいと思っています。今はその初めの一歩として、"薬を早く覚えること"、"患者さんの話をよく聞くこと"、"仕事に慣れること"、これらが当面の目標です。
また、今後は機会があればもっと他の部署の方とも様々なお話をしてみたいなとも思っています。
(新徳新聞第40号より)