死因の医学的な検索は、大きく分けて下記の4つあります。
1) ご遺体を体表から観察する「検死」
2) ご遺体に対して画像診断を行う「オートプシー・イメージング(Ai)」
3) ご遺体に対して行われる「生化学検査」
4) ご遺体損壊を伴う「解剖」
Aiとは、このような医学的な検索の中の1つでAutopsy imaging(死亡時画像診断)の略です。一般撮影やCT、MRI、エコーを使用してご遺体内の状況を診断し、死因情報の一つとしています。基本的にご遺体の損壊はございません。
今日まで、警察が取り扱った死因の医学的検索は上記の1)、2)、4)を行っていますが、解剖まで行うケースは11%(2010年)程度にとどまっています。以前は検死のみで死因判断されていたこともあり、事件性があったにもかかわらず、事件性がないと判断されたこともありました。現在は、Aiを含めることでそのような誤った判断を最小限に抑えることが出来ます。
当院ではCTを使用して、ご遺体内の断面的画像診断を行っています。
<関連資料>
当院におけるAi-CT実施状況(2019年1月更新)
<関連情報>
オートプシー・イメージング学会
ファイル名 | ファイル形式 |
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死亡時画像診断検査依頼書兼情報提供用紙 | PDF形式 (63KB) |
Excel(xls)形式 (37KB) |