開院当時、平成10年6月には当院の誘致活動を推進して頂いた皆さんを中心に「健康友の会」の組織が結成され、会員祝賀会も盛大に行われました。しかし、開院当日のご利用患者さんは1日50名ほどで3日間同じ状態が続きました。それで、初代院長の指示で早急にバス路線確保と当院の広報を含めて医療講演会を実施することになりました。当時、事務長を先頭に地域医療部のスタッフおよび市町村出身の職員で班編成し、その班ごとに各地区の公民館を借りて徹底して医療講演を実施しました。
新庄・最上地区の各市町村は約500ヶ所で、12月より開始し、約5ヶ月でほぼ終了しました。1日多い時は4〜5ヶ所の講演会を実施し、患者数も増え、5月末には最高で1日500名の利用者がありました。これは、院長のもと全職員が危機感を持ち、同じ認識で一致協力し、職種を問わず一丸となって行動したことにあります。また、医療講演も引き続き友の会会員の皆様の交通の足としてご利用頂き現在に至っております。