臨床工学技士の国家資格は、他の資格から比べると若い資格ですが、開院時から臨床工学技科を設置、現在では男性5名、女性4名の計9名、年齢も20代、30代と比較的若い世代のスタッフです。資格名の通り、(臨床)の面では、治療現場で直接患者さんと接しながら臨床医学の知識と経験を学び、(工学)の面では、医療現場で用いられる機器操作、メンテナンスを行っています。当院での関わりは透析業務、循環器業務、機器(機械)管理業務を行っており、医師・看護師とともに現場の一員として働いています。

この10年、技士の需要も増え、役割も重要視されてきています。今後、医療技術や医療機器が進歩してくることにより、臨床工学技士が医療の安全に資することが重要視され、臨床工学技士にはさらに多くの、多彩な業務への対応が求められてきます。これからも、医療現場での責務をはたしつつ、地域医療に貢献していきたいと思います。