栄養科では、患者(利用者)さんに、『美味しく・安全で・治療に役立つ食事を提供する』ことを理念に、日々の業務を行っています。入院患者の食事をはじめ、職員食・通所リハビリ食・外来透析食・人間ドック食・付属保育園の幼児、離乳食等合わせて1日約600〜680食の食事を提供しています。
当院の入院患者層は、高齢者が多く、最近の傾向として、嚥下困難な方が増えています。
従来の刻み食と併用して、調理法を工夫し、歯がない方でも、舌で押し潰せる・飲み込みやすい・目で見て楽しめる『ソフト食』の提供も行っています。
また、年間15回程の行事食を行い、行事にちなんだ献立にカードを添えて提供しています。栄養指導は、入院患者・外来患者・在宅訪問患者・外来透析患者等に対し、各疾病に合わせた食事指導・調理指導を行っています。
医療講演では、季節や対象者に合わせてテーマを決め、入院・外来の患者さん、地域の方々を対象に実施しています。
平成18年4月より『栄養管理実施加算』が設けられ、入院患者の個々の栄養状態・健康状態等に着目した栄養管理を行うことになりました。これまでの栄養管理は集団が主だったことに対し、個人レベルでの栄養計画・評価を行うことで、患者の状況を詳しく知ることができるようになりました。
今後も安全で美味しい食事を提供できるよう、患者さん・地域の方々のニーズに貢献できるよう栄養科一同努力して行きたいと思います。